アナログ放送終了、NHKに相談1万1500件
正午から2時間で
NHKの松本正之会長と日本民間放送連盟の広瀬道貞会長は24日、正午の地上デジタル放送への完全移行(東北3県を除く)について記者会見した。東北3県以外の全国の放送局でアナログ放送が終了。NHKの松本会長は「問い合わせ件数も徐々に少なくなっており、これまでの告知活動の効果が上がった」と述べた。民放連の広瀬会長も「満足すべき状況」と話し移行が円滑に完了したことを強調した。
NHKでは正午から午後2時までの2時間で約1万1500件、民放各局は午後1時までに約4500件の相談が寄せられた。大半が地デジ化の方法に関する内容だったという。総務省のテレビ受信者支援センター「デジサポ」のコールセンターには午前中だけで約3万9000件の問い合わせがあった。
放送各局は25日午前0時までにアナログ電波の送信を停止し、完全移行が完了する。これまでアナログ放送を映していた画面は同日以降"砂嵐"状態になる。