福島1号機に建屋カバー、東電が写真公開 10月完成へ
放射性物質の放出抑える
東京電力は17日、福島第1原子力発電所1号機で、放射性物質の放出を抑えるために設置を進める原子炉建屋カバー工事の写真を公開した。1号機の周囲に鉄骨を組み上げ、ポリエステル製のカバーを8枚まで取り付けた。17日は悪天候のため作業を中止したが、18日は再開予定だという。10月に完成する。
1号機の原子炉建屋は水素爆発で大きく損傷し、格納容器の中から放射性物質が外部に出ている状況。カバーで周囲を囲うことで、放出を抑える。2、3号機の建屋カバーを建設する時期はまだ決まっていない。
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