電子情報技術産業協会(JEITA)は2011年9月22日、国内の8月のパソコン出荷台数が前年同期比で7.3%増となる85万2000台となったと発表した。前月に引き続き、前年同月実績を上回った。

 個人向けはA4ノート型やディスプレイ一体型デスクトップを中心に好調に推移した。法人向けは節電対応による企業の稼働日数減等があったが、ほぼ前年並みを維持。JEITAでは「節電対応モデルの需要がみられた」と分析している。

 内訳は、デスクトップ型が同3.4%減の25万4000台。ノート型は同12.6%増の59万8000台。ノート型の比率は70.2%となった。地上デジタルチューナーを内蔵するパソコンは同27%増の7万8000台。うち、デスクトップ型は同51.5%増の6万6000台、ノート型は同33.4%減の1万2000台だった。

 出荷金額は638億円(前年比8.3%減)となった。内訳はデスクトップ型が189億円(同19.6%減)、ノート型が448億円(同2.5%減)。