作家の辺見じゅんさん死去 「男たちの大和」など
「男たちの大和」などの作品で知られる、作家で歌人の辺見じゅん(へんみ・じゅん、本名=清水真弓=しみず・まゆみ)さんが21日、東京都武蔵野市の自宅で死去した。72歳だった。病死とみられる。連絡先は社長を務めた幻戯書房。告別式は近親者のみで行う。
角川書店創業者で俳人の角川源義氏の長女。1970年ごろから本格的な文筆活動を始め「呪われたシルク・ロード」「たおやかな鬼たち」など、民話をテーマにした著作が多い。他に大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した「収容所から来た遺書」など。元角川書店社長の角川春樹氏や角川グループホールディングス会長の歴彦氏は弟。