対話練習帳

私的情報収集、自習ブログ

疑問を装った主張に答えようとするのは、まんまと相手の手に乗せられているような気がする

2011-07-15 11:50:29 | Weblog
もみあげチャ~シュ~ : 授業中に飲み物を飲んではいけない理由がわからない

 疑問を装った主張に答えようとするのは、まんまと相手の手に乗せられているような気がする。真意は別にあって、それが露骨に見えてしまうせいで、かえって説き伏せてやろうという気持ちを呼び起こすのかなあ。教員の立場であれば、逆に問い返して、きちんと学生自身に主張させるべき場面だったのかなあと思った。
「講義でお茶を飲む必要性、必然性ってあるの?」
私はあると思う。

講義や授業に限らず、何らかのサービス提供の場では、参加している誰かの集中力や時間を奪うモノ(者や物、そして行為)は、本来提供されるはずだったサービスの質や量を損なうので、受け容れないことを原則とする。
「何がいけないの?」という疑問に対して「講義に必要でないモノは、本人、他の参加者、そして講演者、いずれかの集中力や時間を奪う恐れがある」だけ。それに対して「それでもいいじゃん」「誰も気にしないでしょ」と考える人はいる。そして学生サイドから発せられる「何がいけないの?」の真の主張もここにある。個々の価値観は尊重すべきと考えるし、だからあなたの感覚も尊重されるべきだけれど、だからこそ、それは参加者全体を代表する意見にはならない。その意味では、逆に「他の学生の邪魔になる」と勝手に他者を代弁するのもフェアじゃない。ただ唯一間違いがないとすれば、サービス提供者として「俺が気になる」のだから、ここでは受け容れられない、ということくらいか。

その意味で、最初に提示しておくというというのは、実にフェアだと思った。
大学の授業での飲食禁止について
それならこんなサービス要らない、というのであれば講義に参加しなくていいし、その自由もある。それでも、そのモノを持ち込みたいなら、その必然性や必要性は、持ち込む側である学生が主張すべき。その手間を相手に投げてしまうのは、自分の主張を他人に代弁させようという図々しい態度。それで相手を不快にさせたり反発されるのも已む無し。

ところで、アメリカの大学では、割と飲み物・帽子までは当然のように受け容れられてる。周りが気にしないと慣れてくるというのはある。実際、帽子は気にならなくなった。けど、アフロヘアは間違いなく視界を遮って邪魔。あれは気を配って欲しい。帽子かぶれ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿