NECの2画面Android搭載タブレット端末「LifeTouch W」
NECの2画面Android搭載タブレット端末「LifeTouch W」
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ユビキタスエンターテインメントの2画面向け文房具アプリ「Zeptopad FOLIO」を動作させたところ
ユビキタスエンターテインメントの2画面向け文房具アプリ「Zeptopad FOLIO」を動作させたところ
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 NECは、2011年7月7日から開催されているイベント「第15回 [国際]電子出版 EXPO」で、二つの表示画面を持つ折りたたみ式のAndroid搭載タブレット端末「LifeTouch W」を大量展示している(Tech-On!の関連記事)。同年6月初旬に企業向けに発売した製品だ(プレスリリース)。2画面対応アプリケーション・ソフトウエア(以下、アプリ)を開発したい企業に向けて、「デベロッパーズパック」も5万円前後で提供しているという。端末1台と2画面対応アプリ向けSDKをセットにしたものだ。

 NECは、LifeTouch Wを一般向けには直接販売せず、一般向けや企業システム向けにタブレット端末を提供したい、あるいは自社内でタブレット端末を使いたいといった企業に向けて販売する。用途に応じて、カメラを取り除くといった仕様のカスタマイズも可能だ。ただし、カメラがない場合には米Google社の「Android Compatibility Test Suite(CTS)」の認証が取れないため、Google社製のアプリは搭載できなくなる。

 LifeTouch Wには、2画面に対応するようカスタマイズされたWebブラウザーが搭載されている。1画面のみの表示、2画面に別のWebページを表示、2画面を一つの仮想的な大画面に見立てて表示といった切り替えが簡単にできる。また、アプリを表示する画面をジェスチャーで簡単に切り替えられる機能も内蔵している。

 NECのブースでは、ユビキタスエンターテインメントが2画面Android端末向けの文房具アプリ「Zeptopad FOLIO」を展示していた。Webブラウザー、カメラ、地図表示などの機能を内蔵しており、カッターナイフ機能のツールでWebページや写真、地図などの任意の範囲を切り取ってメモできる。メモにペンで書き込んだり、用意されているハートなどのマークを貼り付けたりすることも可能だ。