上海の地下鉄事故、負傷者200人超 現地報道
【上海=共同】新華社電などによると、中国上海市の市営地下鉄で27日午後2時50分(日本時間同3時50分)すぎ、追突事故が発生した。上海テレビは224人が負傷したと報じた。上海市政府当局者によると、死者はいないという。消防当局は救急車20台以上を出動させ、救出に当たっている。
事故原因など詳細は不明だが、新華社電は設備故障があったとの見方を伝えた。上海の日本総領事館はけが人に日本人が含まれていないか確認を急いでいる。
事故があったのは上海市営地下鉄10号線の豫園―老西門間。両駅の地上部分の道路は封鎖され、警察車両なども出動しているほか、多数の見物人が集まり、騒然となった。
10号線は昨年4月に開通し、上海市営地下鉄としては新しい路線。
中国では、浙江省温州市で7月23日に高速鉄道追突事故が発生し40人が死亡、約190人が負傷し、鉄道の安全管理体制に国民の批判が高まったばかり。