巨人はソフトバンクからFA宣言している杉内俊哉投手(31)の代理人である酒井辰馬弁護士(45)と16日、都内ホテルで2度目の交渉を行った。約1時間の話し合いで、5年間空き番号だった「背番号18」を正式に提示した。原沢GMは「歴史の中では7人の方しか背負ってない番号で、歴史と伝統がある番号。野球人生を懸けたいという彼に示せる物はこれしかないという風に思いました。5年間空いている空白も埋めて、なおかつ新しい18番の歴史を作れる投手だろうと思っている」と「栄光の18番」で、あらためてラブコールを送った。

 これまでは、そのほとんどは生え抜き右腕が背負った「背番号18」の提示に、酒井弁護士は「鳥肌がたつような話ですよね。おそらくお金とかそういうもの以外で示せる最大限の思いだという風に僕は感じました」と感激した様子。この日は杉内が同席していなかったため、「週末、福岡の方で本人と話をして検討し、週明けには早い段階で何らかの結論を出したいと思っています」と語った。