被災地の「ストリートビュー」公開 グーグル
米グーグルは13日、東日本大震災の被災地の写真を同社のサービス「ストリートビュー」を使って無料公開したと発表した。同社サイトの地図上で撮影場所を選択すると、歩行者目線で見た街並みのパノラマ写真が表示される。一部の市町村では震災前に撮影した写真との比較もできる。
同社は約半年をかけて被災地を撮影し、総走行距離は約4万4000キロメートルに達したという。現時点では青森、岩手、宮城、福島、山形、茨城の6県82市町村を対象に公開。復興状況をみながら随時更新する。震災前に撮影した地域の写真は共有サイト「未来へのキオク」で閲覧できる。
グーグルで同サービスの開発を手掛ける河合敬一シニアプロダクトマネージャーは同日、仙台市内で記者会見し「世界の人に被災地を知ってもらえれば」と述べた。