殺処分寸前のネコの飼い主を探す「譲渡会」開催

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新たな飼い主に抱かれる子猫

 保健所などに持ち込まれて殺処分されている飼い主のいない犬や猫たち。その数は減少しているものの、未だ年間約25万頭もの犬猫が殺処分されているという。そうした犬や猫を一頭でも救おうと新しい飼い主を探すための譲渡会が2011年12月25日、東京・蒲田の大田区産業プラザで開かれた。

・譲渡会に参加したネコの写真を見る
http://news.nicovideo.jp/watch/np122477

 譲渡会を主催するライフボートは、犬猫の里親募集活動を行うNPO法人。関東地方を中心に、千葉県、茨城県、静岡県などから収容された犬猫の里親探しを援助しているほか、譲渡に適しない犬や猫を保護する「アニマルシェルター」の運営を行なっており、1998年の活動開始以降、8000頭近くの犬や猫の命を救ってきた。同団体では現在、子猫95頭、子犬54頭の里親を募集しており、今回の譲渡会ではそのうち猫30頭が対象となった。

里親候補との面会で少しお疲れ気味の猫

 譲渡会に訪れた女性は、ライフボートの活動を知った小学2年生の娘から「(猫たちを)助けたい」と泣きながら頼み込まれ、来場したという。この家族は2年前に猫1頭をライフボードから譲り受けており、この日は2 頭目の引き取りを決めた。

 最終的にこの譲渡会では、30頭中8頭に新たな飼い主が見つかった。ライフボート事務局・上野真宏さんは、「引き続き多くの犬猫を救うため、地道に活動していきたい」と話す。次回の譲渡会は2012年1月15日、世田谷区アンディカフェで行われる予定(事前申込が必要)。

◇関連サイト
・譲渡会に参加したネコの写真を見る
http://news.nicovideo.jp/watch/np122477
・ライフボート – 公式サイト
http://www.lifeboatjapan.org/

(中村真里江)

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