Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

291 workshop 「第2期」開催

2012年4月5日(木)〜6月14日(木)[全10回]


◎募集要項
日時:毎週木曜日 19:00〜22:00 *1
場所:TAP Gallery http://tapgallery.jp/ Tel/Fax 03-3643-6885
   東京メトロ半蔵門線都営大江戸線 「清澄白河」駅 B2・A3出口 徒歩5分
   〒135-0022 東京都江東区三好3-2-8
会費:35,000円 *2
定員:12名
参加資格:18歳以上、40歳未満で、作家を目指して写真作品の制作に取り組んでいる方(これから取り組もうとしている方)*3


◎ワークショップの概要
基本は作品講評形式です。
参加者が持ち寄った作品について対話し、その内容をチューニングしていくことで作品についての思考と試行を重ね、
制作のプロセスへとフィードバックすることで、その質と量を高めていくことがねらいです。
継続的に制作を続けられるよう、参加者の作品づくりをサポートします。
参加者の初期目標としては、個展の開催および各種コンペでの入賞です。
とりあえずは、この2つを目指して制作を継続していただきます。
ワークショップの中長期的な目標としては、
写真というメディウムを扱う次世代の作家(アーティスト)の養成を目指します。
作品講評のほかには、ポートフォリオやプレゼンテーションについてのアドバイス
写真集や展覧会の見方についての話などを適宜行っていきます。


ワークショップ参加希望の方は、

fknb291(at)gmail.com

上記アドレスの「(at)」を「@」に変更して、
下記のメールをお送りください。

《メール件名》
291 workshop 参加希望 *4

《メール本文》
1.お名前
2.メールアドレス
3.年齢
4.ご職業 *5
3.略歴等 *6




※『アサヒカメラ』2011年12月号・191ページにワークショップについてのリポート・コラムが掲載されています。
http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=13235


※『アサヒカメラ』2011年12月号・191ページ 桐谷麗了子さんのコラム記事より

シャシンなコラム
ワークショップの不思議について考えてみる
(桐谷麗了子


東京・清澄白河のTAP Galleryで開催されている写真家・福居伸宏さんのワークショップを見学した。
 静謐な夜の街の写真を発表する一方、ブログ(http://d.hatena.ne.jp/n-291/)で写真、アート、音楽などの情報を発信している福居さん。その幅広い知識を聞く大学の講義のような内容を予想したのだが、実際は参加者に自らの作品を語らせる時間が大半だった。自分のワークショップを「カウンセリングのようなもの」と形容する福居さんは、知識と経験に裏打ちされた質問を投げかけ、参加者がより深く思考するきっかけを与えていたのだ。語ること、ひたすら作品について語り合うことが、福居さんの授業である。
「長い表現活動を支える核を育むワークショップがしたい」
 という福居さんは、「表面上だけの表現はすぐに見破られる」と繰り返した。表現活動の核とは、その人の生身の感覚に裏打ちされた思い、思想と言い換えられるのではないだろうか。
 思えばワークショップとは不思議なものだ。作品をもとに、自分や、自分をとりまく社会について真剣に語る時間。その会話には“混ぜ物ナシ”の純粋さが求められるように思う。表現することに対する恐れや既成概念への目配せのない言葉が作品を研ぎすましていき、磨き抜かれた作品が、作者や作品を見た人を豊かにしていく。その連鎖がどんどん広がって……そんな社会を思いながら味わう、ワークショップ後のビール。心地よく疲労した身体に、泡がしゅわしゅわと優しく弾けた。


ワークショップは年4回のペースで継続される予定。今後の開催の詳細はその都度、福居さんのブログで発表される。

http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=13235



▽2012年の開催予定
【第3期】
2012年7月12日(木)〜9月13日(木)[全10回]

【第4期】
2012年10月11日(木)〜12月13日(木)[全10回]


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>>>[参考]291 workshop「0期」各回の参考メモ&参加者の感想コメント
http://d.hatena.ne.jp/n-291/20120112#p2


*1:参加人数により前後します。何らかの事情により止む終えず日時が変更になった場合も、参加された方が全10回分の講義を受けられるよう補講等を行います。

*2:学生の方および継続参加される方は30,000円。

*3:1_WALL、写真新世紀、ユーナ21、フォト・プレミオなど、各種コンペティションへの応募と入賞を
  ワークショップに参加された方々のとりあえずの初期目標とするため、TAP Galleryでのワークショップは年齢を限定させていただきます。

*4:お問い合わせの方は「291 workshop 問い合わせ」としてください。
  場合により、メール未着のこともあるかもしれませんので、こちらからのご返信に時間がかかっているようでしたら、
  本ブログのコメント欄から直接その旨をお伝えいただければ幸いです。

*5:必ずしも記入する必要はありません。学生の方は学校名をご記入ください。

*6:必ずしも記入する必要はありません。

[参考]291 workshop「第1期」各回の参考メモ&参加者の感想コメント

>>>「291 workshop」第1期・第1〜2回の参考メモ
http://d.hatena.ne.jp/n-291/20120121#p3


>>>「291 workshop」第1期・第3〜5回の参考メモ
http://d.hatena.ne.jp/n-291/20120210#p3


>>>「291 workshop」第1期・第6〜8回の参考メモ
http://d.hatena.ne.jp/n-291/20120307#p7


>>>「291 workshop」第1期・第9回の参考メモ
http://d.hatena.ne.jp/n-291/20120314#p6


>>>「291 workshop」第1期・最終回の参考メモ
http://d.hatena.ne.jp/n-291/20120326#p5



・毎週末の楽しみにしていた、木曜の夜からのワークショップでした。
・豊富な知識に裏付けられた福居さんの的確なコメントに毎回良い意味で自信を砕かれます。
・写真を撮る/見る、写真を真剣に考える人のためのワークショップだと思います。
・自分の至らないところ、気なっているところを的確に指摘いただき実りのあるWSになったと思います。
・参加して頂けるゲストの方々の意見も作品に新たな視点を与えてくださり、こんなに贅沢な環境で自分の作品と向き合える場はなかなかないと思います。
・自分の作品を福居さんも含めWS参加メンバーに紹介する→作品について話す→最後に持ち寄った写真集を参加者全員で見ると言った流れで、毎週楽しみにまた緊張しTAPギャラリーへ行っていました。
・毎回最後にある写真集の紹介の時間は、写真集の見方や作家についての知識など、とても勉強なる事が沢山あって楽しい時間でした。
・かなり面白かったです。またよろしくお願いします。あと、写真って案外深いものなんですね。これからどうしていいかわからなくなりました。が、がんばります。
・他のWS参加者の作品の話を聞く事もとても勉強になりました。どのような思考、考えで作っているかなど、また、どのように作品が変化していくかなど、目の前でみれて大変参考になりました。
・仕事などで忙しくあまり参加でしたが、ときどきWSのときの話を思い出していました。それだけでも、自分のなかでいろいろな写真が思い浮かぶものなのですね。
・いろいろとお気遣いいただき、ありがとうございました。もうちょっと厳しくても大丈夫でした。
・話し過ぎてしまって、すみませんでした(汗)。ぼくにとってはディベートのための戦場のようでした。まわりの人たちの大人な対応に感謝デスww
・TAP Galleryではニコンで受賞された方や渋いモノクロで撮影している人の作品をじっくり見れてよかった。立派な作品を見ながらみんなで話し合ったりできたのも面白かった。
・今回もたくさんの写真集を見られて楽しかったです。福居さんのコメントでは、作家の気持ちや視点を知ることができてよかったです。みんな意外なところでかなり考えて工夫しているんですね。それだけでなくて、 ときどき編集者、ギャラリスト、コレクターなどの視点も入り込んでいたりしていて、とてもバランスのとれた講評を聞けたように思います。☆4つです(・・・あと1個はさらに今後に期待してということで)。
・0期に続いて1期と、2期連続の参加となりました。お世話さまでした。プリントだけでなく、撮影時の技術的な問題や心構え、カメラの基本的な仕組みやデジタルカメラだからできる特殊な使用法などについて、幅広く質問や疑問に応じてくださり、ありがとうございました。何よりも、ステートメントの文章について他の 参加者と時間をかけて話し合う時間をもてたことは、恥ずかしかったですがとても貴重な経験でした。
・普通の作家のワークショップだと、どうしても指導的な立場にある作家の 作風に染まってしまいがちになりますが、そのような危険性が不思議なくらいにまったく感じられず、新鮮でした。自分の意見をじっと聞いてくれるときの静かな時間が優しく感じられることもありましたが、でもやっぱり小心者なのか、かなり怖かったです…。正直、自分で何を言っているのかわかなくなってくる こともありましたが。
・写真家志望者だけでなく、画家、メディア・アーティスト、 大学の写真部、編集者、批評家志望者など、さまざまな分野の人が同じカメラという装置を使って考えを深められるっていうところがすごい。そこらへんの学校 では得られないといってもいいくらい濃い(濃すぎる!)プログラムだったと思います。大学生から社会人まで、いろいろな感性がミックスしました。気分もリ フレッシュです。
・すでに活躍されている写真家や気鋭の評論家や研究者など、さまざまな方がゲストとして参加してくださったおかげで、WS内での議論を超えて、同時代的な写真やアートの状況に彼らと同じ目線で、リアルに触れることができたように思います。ありがとうございました。
・国内外の写真や写真家、そしてそれに対する評価などと一緒に、持参した 写真集や作品集について話し合えたため、自分ひとりで考えているときのいき詰まりに新鮮な風が吹き込むようでした。またゆっくりと自分のなかのイメージを練ることができそうです。業界ならではの話なんかも聞いていると、やっぱり批評や言葉ってあてにならないのかなーと、思うことしきり。
・撮影してるときって確かに気持ちが高揚していると思います。なぜかずっと頭に残ってます。
・なかなか進みませんでしたが、でも何かが進んでいることは自分でもわかりました。
・自分の写真の撮りぐせや、口癖や性格も!?スパっと指摘されたときは、正直なところ悔しかったですが、参考になりました。
・あれだけの長時間を何人かの参加者でそれぞれひとり占めできるっていうのは、そうそうないことです。ゴージャスな時間でした。これからもがんばってください。
・ワークショップでは、同じような事を行っている作家を紹介してくださったり、またその作家と自分の作品を比べて見たりしながら、作品の作り方などを話し、作品に対して次のアプローチなどのアドバイス等を受けたり、どのように展示するとよいかなど、実践的な事も学べ、大変勉強になりました。僕の中で大変心に残ってる事は、「アイディアだけでは、そのあとが続かない」という話です。
・セレクションによって、自分の作品の見え方がすごく違って見えて、驚きました。
・写真をしている作家さんのお話を直に聞けたことで、作家として活動することの真摯さに近づけた気がします。
・おすすめのギャラリーやコンペの情報をいろいろと教えてくださったので、わたしでも自分なりにいろいろとまわれそうに思います。