とあるドラマでこんな台詞があったんです。
「どうして人は死ぬの?」
「人生を意味あるものにするためだ。」
永遠に若く美しいままで生き続ける、それは人が永遠に求めてやまないテーマでしょう。体力の衰え、肌のたるみ、髪の減り、そしてやがては死んで行く。どんなに逆らおうとしても、時間は過ぎて私たちは老いていく。権力を手にした者が絶対研究させるものの1つに不老不死がある、なんてことも言われています。もちろん、ここまで人間が求めることですから、大きな成果はなくとも少しずつ研究は進んでいます。
スウェーデンのウメオ大学の研究チームは、自食作用において生命力旺盛なプロテインを特定したと発表しました。ここで言う自食作用とは、細胞が死にかけている時に自らをリサイクルすること。もちろん、自食作用が活発に働けば、長生きできるのは昔からわかっていたこと。問題は、その作用にどのように直で働きかければいいかがわからなかったのです。マウスによる実験で、プロテインSNX18がそのプロセスに加速をかけることが判明。
今まで、多くの科学者がテロメラーゼの研究に力をいれていましたが、テロメラーゼとプロテインSNX18の2本柱で研究を進めていけば、もしかしたら永遠の命を与えてくれる何かが発明されるかもしれません。
もし、永遠の命・永遠の若さを手に入れるのならば、あなたは何歳の姿でいたいですか? 私なら、2010年の夏、28歳の姿ですねぇ。
[UMEA via Science Daily]
Image: TORIMBC
そうこ(JAMIE CONDLIFFE 米版)