本体に内蔵されるのはまだ先の話だが。
純正品より小型を
昨日、MacBook Proの購入に関していろいろと記事を書いたが、それに伴い、付随する製品についてもいくつか検討を進め始めている。
特に注目しているのが、純正品より小さなACアダプターである。
最近は、パワー半導体の進化と共に、ACアダプターは窒化ガリウムを使用してより小さくなってきている。
小さくても60wくらいの充電には問題なく使用出来るものがあり、Appleの純正アダプターよりもかなり小さくできる事がわかっている。
モバイルの為の機器なのに、ACアダプターなどが大きいとなると、その持ち運び性能が悪くなるので、出来る限り小さい方が良い、と考えるのは、普通の人の欲求である。
というわけで、私もMacBook Proを購入するとなるとそうした小さなACアダプターを使って行きたいと思っている。
同じ出力でサイズは半分
今、私が検討しているのは「RAVPower 61W USB-C 急速充電器」という製品である。
何故この製品なのかというと、13インチMacBook Pro 2020に付属するACアダプターが61Wのものだからで、この「RAVPower 61W USB-C 急速充電器」はまさにそれと対抗する製品になる。
大きさを比較すると、同じ出力なのにこんなに違い、重さも純正が207gに対し「RAVPower 61W USB-C 急速充電器」は104gとほぼ半分になっている。
厚みは若干「RAVPower 61W USB-C 急速充電器」の方が厚いが、それでも驚く程の差はない。
何より重量が軽いので、持ち運びに困る事がまずない。
これに、より強固なType-CのUSBケーブルを持ち歩けば、とりあえず電源が取れる所でMacBook Proを充電する事ができる。もちろん、61wをフルで使用出来るので、PD対応である。
さらに利便性を高めるには
もし、複数機器を同時に充電したいと考えるなら「RAVPower 61W USB-C 急速充電器」よりも出力の大きい、複数のType-C USBケーブルを接続できるACアダプターを選ぶ事になる。
個人的にオススメなのは「RAVPower Type C 急速充電器 90W」という製品で、90Wまで充電可能になる。
しかも接続口が2つあるので、片方はMacBook Pro、もう片方はiPhone、なんて使い方できる。
但し、13インチMacBook Pro 2020の充電のように、1口を61w、もう1口を29wというような充電割り振りが可能かどうかはわからない。機械的に43w×2という構成でしか充電できない可能性があるので、その場合は13インチMacBook Proはフルスペックで充電できないので、既定値よりも充電時間はかかるかも知れない。
また「RAVPower Type C 急速充電器 90W」は「RAVPower 61W USB-C 急速充電器」よりも2口使えるという利便性がある代わりに、大きさが65mm×65mm×32mmと「RAVPower 61W USB-C 急速充電器」の49mm×49mm×32mmより僅かに大きくなる。
ま、その程度のサイズ差であれば、許容できる、という人も多いだろうが、小型である事を第一に考えている人は注意である。
あと、もし「RAVPower Type C 急速充電器 90W」で90wをフルスペックで充電したいと考えるなら、ケーブルも対応できるケーブルにしないと90wでの充電にはならない。この辺り、規格値があるので、60W以上の充電をしようと思うならPD対応 100W/5Aでの急速充電に対応したケーブルを使う事を忘れないようにしたい。
窒化ガリウムが広範囲で使えるようになった事で、ACアダプター関係は確実に小さくなってきている。
残念ながら、メーカー純正で窒化ガリウムを採用している例はあまりないようなので、今の所は社外製を購入するしかないが、純正より確実に軽く、小さいので、用途によって必要な製品をチョイスするのが良いだろう。