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緊急度 3山の情報
ピンクテープは誰が巻いている?
質問2014年06月04日 06:06 (2014年06月07日 04:53更新)
登山道の道しるべとして木などに巻いてある「ピンクテープ」ですが、あれは誰がつけているのでしょう?
つけている現場にも遭遇したことがありませんし、ずっと不思議に思っており、ついに我慢できず質問させていただくことにしました。

1)所轄の自治体
2)所属の県
3)国(環境省とか)
4)地元の山岳会などの団体
5)親切な個人の登山者
6)上記のミックス
7)その他

同様に、岩場の赤ペンキの矢印なんかもですけどね。
場合により、自分が上記5になって(笑)付けたいと思うときさえあります。仮に自分で付けるとなると、あれはどこで手に入るのでしょう。

おバカな質問と笑われるかもしれませんが、登山初心者なもんで、宜しくお願いします。
回答2014年06月05日 18:43 (2014年06月07日 04:53更新)
はじめまして。

皆様のご回答の通り目印の設置者は様々で、従って目印の目的も様々で登山道を示しているとは限りません。

時にはとても頼りになるのが目印ですが、盲目的に目印を追って歩くのは危険なことがあります。

また、山の所有者/管理者でもないのに勝手に目印や山名表示板などを設置してはダメです。

中には善意の親切心からそれらを設置する登山者も居るようですが、山は登山者だけのものではありません。
もっと言えば人間だけのものではありません。

更に、ルートファインディングを楽しみに入山している登山者も多く居ます。
明らかに多すぎたり、不要な目印は困りものです。
どう見ても明らかな顕著な有名ピークに何本も山名表示板があったりしますね。

登山道の整備、目印の設置は時と場合によってはお節介、はた迷惑のみならず、自然へのダメージを与えてしまうこともあります。

雪山や藪山のピストン山行において、迷いやすいところに自分の為に目印をつけることがありますが、これは帰りに必ず回収することが前提です。

目印といえども人工物なので、極論すればゴミ扱いです。

個人が善意で登山道の整備と思って勝手に刈払いしたり、道を整えたりするのは良くありません。
まして、スプレー缶や自然にダメージを与えるワイヤーなどを使うことは絶対に避けて頂きたいです。

ありのままの山を楽しめるように登山者の側が学習する必要があります。

ずいぶん前の話ですが、北岳などで岩にスプレー缶で「井上晶子」といういたずら書き?が横行して岳人などで物議をかもしたことがあります。

人が山に入れば多かれ少なかれ自然に影響を与えてしまうものですが、(踏みつけ、ゴミが風に飛ばされる、落し物、忘れ物…)せめて意図的にはなるべく自分の痕跡を残さぬようにと考えています。

罪滅ぼしにゴミでも拾うのが精々でまだまだですが(^^;)
5 ポイント 役に立った
お礼 
bunaco様

ありがとうございます。
たまたまテープの事に絞って質問したのですが、私が考えていたような単純な話ではない事を知り、恥ずかしくなりました。
自然を相手にするスポーツ。奥が深いです。
勉強になりました。
回答2014年06月05日 17:10 (2014年06月07日 04:53更新)
こんにちは。

ピンクのテープ又は荷造り紐は、林業関係が多いように思います。
しかし林業だからピンクと決まってる訳ではなく、白や黄色、青や赤もあります。
一般的には、赤布や赤テープは登山関係かなと思いますが、ケースバイケースですね。

テープを付けた意図や人は、道を見れば自ずと推測がついてくると思います。
いかにも施業をしてそうな斜面にあるテープなら、林業関係かな…などなどです。

また、テープに小屋名、地元山岳会名、間伐対象か否か…などなど書き込みされていることもあり、地味に面白いなと思う事もあり。機会があれば見てみて下さい。
5 ポイント 役に立った
お礼 
matsuko様

ご回答ありがとうございます。
なるほど、林業関係ですね。

テープに書き込みがあるんですか、全く気が付きませんでした。
次回の山行で見てきます。
回答2014年06月04日 21:20 (2014年06月07日 04:53更新)
場所にもよりますが、小屋の主が登山道の整備をしていることもあります。

決して「親切な個人登山者」は、登山道の整備やマーキングを勝手に行ってはいけません!
その結果が以下のような記事になっております。
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201405/0006985361.shtml

県の職員だったり、小屋主だったり、山岳警備隊だたり山岳会等しっかり連携しています。
小屋主が元山岳警備隊と言う話は、決して珍しい話ではありません。

北アルプスでは、山小屋のテンバに、山岳救助隊のヘリを着陸させ、山岳救助隊員を乗せ遭難者を救助するために、出動させていることも珍しくありません。

最後にもう一度、「親切な個人登山者が、勝手に登山道の整備」をしてはいけません!道迷いや、環境破壊など、一度壊れるともう取り返しがつかなくなります。
5 ポイント 役に立った
お礼 
sasaoka3様

ご回答いただき、恐縮です。
確かに、山を「私物化」してはいけませんよね。たとえ親切のつもりでも。
大事なのは「あるがまま」の山を楽しむ、ということですかね。
「あるがまま」が不満な山なら行かなければいいし、「あるがまま」が危険だと思う山には自己責任で行くということだろうと、自分なりに解釈しました。
勉強になりました。ありがとうございます。
回答2014年06月04日 19:53 (2014年06月07日 04:53更新)
赤テープ、黄色テープ類は簡単に言えば誰かが巻いている。

一番多そうなのは
5)親切な個人の登山者?でしょうが…場合により迷惑な行為なので親切とも言えない。
4)地元の山岳会などの団体…も付けているかも?

次は
7)その他…林業関係者や山の所有者かと。
ピンクの蛍光テープ類やナイロン紐等が多そうです。

場合により
1)所轄の自治体又は警察や消防関係者が付けているかも?

私設の山名板・標識やテープ類を勝手に設置する行為は法律違反になる事もあります。
特に国立公園や国定公園内で許可を得ず無断で設置する事は駄目です。

身勝手なテープ類(登山道の道しるべ)設置行為が遭難に繋がる事もあるので困りもの。
単なる印で意味不明なのに安易に頼る事も問題です。
5 ポイント 役に立った
お礼 
nakato932様

丁寧なご回答ありがとうございます。

設置者は色々なケースがある・・納得です。

登山道の案内が不備な山や、標識が古くて風化しかかっている山がありますよね。
実は私、そのうち日曜大工で作って設置に行こうかと、結構本気で考えていましたが、やめておきます。
回答2014年06月04日 10:09 (2014年06月07日 04:53更新)
こんにちわ〜

ふふふ・・もっと不思議なこと・・丸木橋、標識、梯子、階段・・

どこの山域でも、その山を愛する方たちの善意で補修されている部分が多いですね。

自治体の標識には、必ずといっていいほど○○市などの所有権を主張するような文言が入ってますね

わたしの知っているお山でも、山に小屋を作って登山道の補修や丸木橋の整備を個人でやっておられる方がいらっしゃいます。

わたしもいずれは、体力に不安を覚えるころには、ホームのお山を整備させていただきたいものです。

そんな善意のトラロープやトラバース道・夏道・冬道の切り替え・冬のラッセル、はたまた山のゴミ掃除などをされている方々の努力を知ると、絶対にゴミのポイ捨てや、焚き火など出来ないと思うのですがね。

地元山岳会・同好会などの標識もありますね。

赤テープは、そういった方々の善意です

もちろん、遭難時にはパーソナルでレスキュー活動にあたります。

山をこなしてロープワークに精通すれば、是非、地元の山でそういった方たちと交流してください。

本当の山を愛する山男がいます!

後世に自然を残すことは、登山をする者が、是非、心がけていかねばならないことですね

          でわでわ
5 ポイント 役に立った
お礼 
さっそくのご回答ありがとうございました。

丸木橋、標識、梯子、階段・・確かにそうですよね。
そういったものに、山に対する愛情を感じることは私もよくあります。いつか誰かがこれを作った(つけた)んだなーと。たとえそれが個人であれ、お役所であれ。

後世に自然を残すこと・・これは私も登山者のはしくれとして、肝に銘じていきたいと思います。