禁断の恋と毒薬カンタレラが産み出した悲劇 兼崎健太郎主演・ニコミュ『カンタレラ』が開演!

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ニコミュ『カンタレラ』

3日昼、ドワンゴが主催するニコニコミュージカル(以降、ニコミュ)『カンタレラ』の公開舞台稽古が行われた。毒薬・カンタレラが呼ぶ悲劇と、栄華を極めるボルジア一族の兄妹による禁断の恋の物語……その舞台の様子を写真と共に紹介する。※全ての写真を見るにはこちらから(https://getnews.jp/archives/133172)

彼女は何を思う……? 2人の運命は……

『カンタレラ』は動画サイト『ニコニコ動画』で公開されている楽曲で、黒うさPが作詞作曲を手がけている。その独特の世界観、妖しげな雰囲気、妄想を加速させる歌詞は多くの若者から支持されている。題名であるカンタレラは、実在した毒薬の名前だ。そんな人気楽曲『カンタレラ』を原案とし作られた作品がニコミュ『カンタレラ』である。

兄弟の禁断の愛 少年T

『カンタレラ』と同じく『ニコニコ動画』で人気楽曲である『サンドリヨン』の作者orange、シグナルP、『パラジクロロベンゼン』の作者・オワタPも原案協力に名を連ねている。

このシーンは一体…… ヨウスケ・クロスフォード 飲んでいるのはまさか!

舞台は中世のローマ。権謀術数を駆使し教皇に上り詰めたロドリゴ・ボルジア、ボルジアの一族は栄華を極めた。だが、一族の政治的陰謀、権力への策略に兄弟の禁断の愛が絡みついていく。ボルジア家の3兄妹に降り注ぐ毒薬カンタレラの悲劇。

このシーンは一体どんなシーンなのでしょうか やられているのはAD笠原

演出はミュージカル『テニスの王子様』をはじめとする人気作の演出を手掛ける上島雪夫。今作でもその手腕を思いきり発揮しており、中世イタリア・ローマで巻き起こる悲劇を舞台上に作り出していた。

彼は何を思う……? この胸の傷は……

主演は、『テニスの王子様』、『テンペスト』など多くの作品に出演している兼崎健太郎。今作では権力を欲し力を求めた結果、全てを失う悲しき男チェーザレ・ボルジアを演じている。またチェーザレを愛し、その結果悲劇を生み出してしまう悲しき妹ルクレツィア・ボルジアを演じるのは『ニコニコ動画』で活躍する弟の姉。禁断の恋、そしてその思いを壮美に表現していた。

歌が印象的な芝居 このシーンで歌われるのはバラジクロロベンゼン

今作で注目したいのは、やはり音楽だ。『カンタレラ』、『サンドリヨン』、『パラジクロロベンゼン』の3曲、そしてそのアレンジ楽曲。どれもが舞台の中に籠められた悲しみそして愛を、深く表現するために使われている。舞台が終わった後も、曲が、歌詞が、耳から離れない。

冒頭シーン カーテンコール

ニコミュ『カンタレラ』は、原曲を知っている『ニコニコ動画』ユーザーにはもちろん、『ニコニコ動画』を全く知らない人にも楽しめる作品となっていた。時間やお金がないという人も、安価なネットチケットで舞台を楽しむことができる。この舞台を観たとき、あなたの心の中には何が残るだろうか。

ニコニコミュージカル『カンタレラ』
【日時】2011年8月3日(水)~8月7日(日) ※全9ステージ
【開場】全労済ホール/スペース・ゼロ
【演出/振付】上島雪夫
【脚本】大石薫夏、三井秀樹
【原案】カンタレラ(作詞/作曲:黒うさP)
【原案協力】サンドリヨン(作詞:orange 作曲:Dios/シグナルP)、パラジクロロベンゼン(作詞/作曲:オワタP)
【出演】
兼崎健太郎/弟の姉、少年T(Tomohisa)、koma’n/郷本直也、ヨウスケ・クロフォード、兼松若人、AD笠原、海斗、コンコン/水谷誠司、太田在/渡辺大輔(友情出演)

【エグゼクティブプロデューサー】片岡義朗

【料金】
リアルチケット:全席指定 6500円
ネットチケット:1500ポイント(ネットチケットはニコニコポイント【1ポイント=1円】で購入できます)

【公式ホームページ】
http://info.nicovideo.jp/nicomu/cantarella/

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樹堂

TwitterID: judo_o

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